▼CREDIT■RELEASE : 2017.06.10(社会教育法施行記念日)■ARTIST : DEADKEBAB & PSYCHIC$■TITLE : RECORDED FOR NKH■FORMAT : cassette■CATALOG : zombie-29 SCS007■ART WORKS : DEADKEBAB■REC : koji mori(ZOMBIE FOREVER) in Komazawa■MIX : koji mori(ZOMBIE FOREVER)■MASTERING : koji mori(ZOMBIE FOREVER)■PRESS : masakazu suzuki(ZOMBIE FOREVER)■PRICE : 500yen(tax out)■LABEL : ZOMBIE FOREVER/Scum Study Production■IMFORMATION : http://qqqqqurage.exblog.jp/25849426/
▼SETLIST1.DOUCHE2.SLEEP WALK
▼DEADKEBAB & PSYCHIC$DEADKEBAB & PSYCHIC$(以下・デッケバ)はNumb Turnpike(ナムタンパイク)のリーダー木村氏と元Trippple Nippplesのメンバーでありヴィジュアルアーティストとして活動中のDEADKEBABことクレアちゃんのヒップホップユニット。

▼ZOMBIE FOREVER 森よりカセットテープでリリースしているレーベルに取材/密着という話がNHKからあり、すぐに木村さんに連絡。「明後日近くのスタジオでレコーディングしないっすか？」と声をかけ「いいよ。」とのことで決定。予定通りスタジオに着くとNHKの男性カメラマン2人とメールをくれた女性アナウンサーが待っていてくれた。木村さんとクレアちゃんはいつも通りアブストラクトでトリッキーなトラックにキレキレのラップを披露してくれた。物怖じしないアーティスティックなマインドに毎度震えてしまう自分がいる。僕は「ゲッケバとNHKの組み合わせってヤバいな」とだけ思ってブッキングした。でも公共の電波だろうがアンダーグラウンドな電波だろうが彼らはブレることなくラップする。１曲目の『DOUCHE』は歌詞におもいっきり「F※※K」が入っている。もちろんNHKサイドには黙っておいて様子を見ていた。ラップが終わって休憩に入ると「ちょっと歌詞が、、、」とやはり指摘が入った。「もう少しだったのにねー」と3人で笑いあった。結局収録には2曲目の『SLEEP WALK』が使われた。
NHKの取材は有り難いことに二回目。だけど2014年に取材してもらった一回目とほとんど同じ内容の質問だった。3年経っても僕の口から出る言葉はほとんど一緒。何も変わってないし思ってることも一緒だから。公共の電波での企画/特集なので納得はしているけれど現場との温度差(今更感)は凄い。何も悪いこと言うつもりもないし、こんなインディーレーベルに付き合って頂いただけでも感謝してます。
無事にNHK(首都圏)「ひるまえひっと」で放送して頂くことができた。インスタグラムに動画を挙げているのでよかったら(https://www.instagram.com/p/BMl9VCVBWVV/?taken-by=m_o_r_i_k_o_j_i)。僕ら周りから続々とメールや電話がかかってきて、やっぱテレビってすげーて思った。なによりデッケバかっこいいって何通もきた。それが一番嬉しかった。個人的にはラジオのほうが好きだけど、ラジオに出て反応が1だとすればテレビは100。おそらく100倍くらい影響力がある。僕がテレビに出ること自体完全に間違っているけれどカセットでもバンドでもやり続けるといいことがある。テレビは親も見る。
収録外で木村さんがクレアちゃんに向かって「たかがカセットなんだから緊張しなくていいよ」って声をかけたのが印象的だった。昨今特別化され過ぎているカセットテープを特別視していたのは紛れもなく自分で、なんとなくカセットはアーティストへ向けた正義のようなイメージをつくりあげてしまっていることに気付かされた。そうではなくて、気軽にアーティストとコミュニケーションをとりながら安く作れるのがカセットのよいところなのだ。それでいてアーティストの作品を隅々までちゃんと聴いてもらえる可能性が高いし手渡しで挨拶できるメディア。だから「たかがカセット」でよいのだ。
木村さんのNumb Turnpikeは過去にZOMBIE FOREVERより『PSYCHIC DEATH MIX PT.1(zombie-27 : http://qqqqqurage.exblog.jp/24596828/)』と『THAT JOGGER SUCKS(zombie-16 : http://qqqqqurage.exblog.jp/21139813/)』をの2作品をカセットテープでリリースさせてもらっていて、どちらもコアな音楽ファンから熱烈な支持を得ている。著名な人が声を挙げたり、SNSでの大量拡散とは無縁に位置し、どちらかといえば口コミだったりストリートな広がり方をしている。いつのまにかクレアちゃんもナムタンパイクのメンバーになっているし、このラフな(自然体な)加入の仕方はバンドシーンにはないもの。それでいて正式メンバーとかサポートとかいう概念もないに等しい。その感じがたまらなく好きだったりする。ラフだけどマインドフルネス。同じStepの毎日じゃ生きてる事さえ忘れちゃう…それじゃ張りがない…