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【MEDIA】日本カセットテープ大全(辰巳出版)にZOMBIE FOREVERの記事が掲載されました(2015.06.12)

最近はほとんどブログを書かなくなりましたが…嬉しい報告がありますので久しぶりにmacでも開けてキーボードを叩いてみたいと思います。

インスタTwitterではリアルタイムに報告させていただきましたが、この度『日本カセットテープ大全』という辰巳出版さんから発売のムック本にZOMBIE FOREVERの記事(インタビュー含)が掲載されることになりました。
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2012年くらいから本格的にリリースを始めたカセットテープ。確信はありながらも低姿勢でリリースしたHi,how are you?はまさかの大ヒットを記録。寝る間を惜しんでプレスする日々はCD or CD-Rを出していた頃には考えられない作業でした。CDはプレス業者に出せば数週間後には完全形で届けられますがカセットテープは違います。僕らのような弱小レーベルはTEACのAD-RW900一台しかありません。A面が終わったらB面に返し、そしてエラーがないかウォークマンで最終チェック…そんな手のかかる作業を発注をいただけるだけ続いていくのです。しかしそんな過酷な作業をしていく中で大事なことに気付くことができたのです。それは音楽の届け方でした。我々のプレス環境だからですが、カセットテープを録音するのに同じ時間が必要なんですね。5分の曲であれば5分、30分のアルバムであれば30分、2つの穴がクルクルと回っているのを確認し続けるのです。それが良いとか悪いとかではなく、同じだけの時間を過ごしていると何がなんでも届いてほしい、届けたいと思ってくるんです。「こんなに時間かけたんだから」とかそういう押し付けがましい感じではなくて「飛ばさないで全部聴いてほしい」と。カセットテープはスマホで操作するようにピンポイントで飛ばすのは不可能だし、A面が終わったらオートリヴァース機能が付いてなかったら裏返さなければならない。とにかく現代人にとっては化石のような存在かもしれない不器用すぎる音楽メディア。だからこそ曲を途中からバンバン飛ばして聴くようになった現状を僕は心の底から残念だと思ってるし、どうしたら必死こいて作ったアーティストたちの曲を聴いてもらえるのか、毎日のように考えていました。つまりは、カセットテープそのものがすべてを解決してくれたのです。MDはなくなってカセットテープが未だ現役の2015年、それはちゃんとした理由があるからなんです。
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取材していただいたライターの宇野さん、そして辰巳出版さま、貴重な機会を本当にありがとうございます。今後ともZOMBIE FOREVERとカセットテープをよろしくお願い致します。

ZOMBIE FOREVER 森幸司
by mori-koji | 2015-06-15 23:53 | MEDIA

ゾンフォー最前線


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