虜となった反面、他人とは思えなくなる怖さ

「1/880000の孤独」とは、愛すべき「石井聰亙」監督の作品です。カオティックな浪人男性の苦悩と社会への怒り、誰しもが感じる(であろう)孤独を無理矢理ではなく自然と現実的に、そしてアルガママを描いた作品ではないかと思っています。堪能後、頭の中に浮かんだ「虜となった反面、他人とは思えなくなる怖さ」というものを綴っていきたいと感じたのです。知る人ぞ知る監督はパンクが大好きで処女作の「高校大パニック」などは、「ド」鼻血ものの「ド」パンク8ミリ映画でまさに最狂です。それと同じく、僕の中では「ヤン・シュヴァンクマイエル」が最狂です。渋谷のイメージフォーラムに通うキッカケになったのもヤン爺(失礼)の御陰です。暴力と狂気はまるで違うのです、と僕は感じ、人間誰しもがもっているであろう狂気をヤン爺は実写とアニメーション映像を使って魅せつけてくるのです。そこに感じるのは日常での「普通」という恐ろしさ、または「普通」であることの喜び。最新作「ルナシー」は安心と落下を繰り返しながらも本当に考えさせられた作品でした。未だに肉(舌)が眼の裏で動き回っている。

Qurage 森
# by mori-koji | 2007-01-09 00:00

ゾンフォー最前線


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