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【ピンポンDJ】中道孝治(DISCOMPACT)×森幸司(ZOMBIE FOREVER)

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バラカン先生のパクリ企画と言っても過言ではないピンポンDJですがTZK氏を招いた第一回は意外にも好評に終えることができました。せっかくブツとして持ってるのに部屋の中の趣味で終わってしまうのは勿体ない。データに落として売ってしまうのが当たり前な昨今ですが、ジャケが最高だったり歌詞カードが最高だったり帯が最高だったり…とにかく手放したくない作品というのは誰にでもあるはずです。そんな愛すべき作品たちを無理矢理関連づけて紹介するのがピンポンDJ。このページから実際に音が出ることはありませんが、レコ屋に足を運ぶきっかけになったり、知らなかった音楽を知るきっかけになればコレ幸いです。ではでは第二回戦を始めます。
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今回の対戦相手はZOMBIE FOREVERでも大変お世話になったレコ屋『DISCO』の店主をやっていた(閉店してますがWEBは継続中)中道君ことミッチーです。彼は柏でaieというバンドのベースをやっていて(現在活動休止中)、縁あってAnathallo(『Canopy Glow』をanticonからリリース)との日本ツアーを一緒にまわったことから親交をスタートしました。DISCOでの愛情溢れる(こぼれまくり)レコメンドやaieでのパフォーマンス(ハーコー)は柏周辺のみならず日本全国にファン多し。もちろん自分もそのひとり。会うたびに音楽談義を繰り広げているわけですが、今回ピンポンDJに誘わせてもらった理由のひとつは"まだ部屋に行ったことがない"から。DISCO経由の危ない音源、いっぱい持ってると思うんですよね。そのへん、探り出したいと思っております。ではでは、よろしくお願いします。ロゴデザイン=かまたえり

■森
「ではでは前回のピンポンDJ(vs TZK)の〆が柏CITY直属の先輩であろう"ヌンチャク"でしたので、ヌンチャクをキーワードに連想できる作品を紹介してください。」

■中道=♪Power Germanys/大地鬼殺しを呑む(CD)
「ヌンチャク、、のっけからのキラーサーブで動揺しちゃう。。では、実はあまり知られてなさそうなPower Germanysを。ヌンチャクの2MCが参加してる、しかもインフェクシャスハザードの時期のUNITEDのメンバーが全員参加(奇しくもボーカルは現ボーカルの湯浅氏なんだよね。ヌンチャクともスプリット出してるDEATHFILEの!)というものすごい面子での唯一の単独作。多分ビーストフィーストと同時期の2002年辺りの作品かと。当時極極短期間で曲作りをしたという事みたいなんだけど、怨念のようなオドロオドロしさや、張り詰めた緊張感に、ブラック・コミカルな要素もタップリあって。。っていうとんでもない4曲。中古で見つけたら即マストバイ絶対な代物!確かライブは一度もしていないって言ってたような。。UNITED大谷さんに色々教えてもらってワタクシは完璧に後追いなんだけど、面子うんぬんを言うのが恥ずかしくなる位に曲が格好イイと思う!当時は、あまり評判よくなかったとか?ナゼなのかしら?ワタクシとしてはハウリングブルの遊び心にリスナーとしてスーパー感謝盤!この3ボーカルはヨダレと発汗止まりませんよ。。タイトルも最高。大地鬼殺しを呑む。」
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■森=♪Mani Neumeier/Privat(CD)
「いきなりスマッシュ…流石ミッチー。面子は勿論のことPower Germanysっていうバンド名が謎過ぎてGermanyを抜くしかないっす。ってことでMani Neumeierのマニさんの私的名盤『Privat』をチョイス。この作品はなんと言ってもジャケの仕様。なんとカマンベールチーズが入ってるような円形ケースにCDが収まっています。CDと一緒に手描き印刷のクレジットが4枚入っていてアートワークも格好いいです。これが手描きではなく普通のフォントだったらシックリきていないかもしれません。このようにCDでしか実現できないサイズでパッケージングされたものにやはり惹かれてしまいます。CDというメディア自体に魅力を感じなくなってしまっても、いつまでも持ち続けたいと思わせてくれる存在感があれば一生手放すことはないのでは。マニさんから学ぶこと数知れず。」
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■中道=♪RUINS HATOBA/アルバム名は不明S/T?(CD)
「マニさんの丸形ジャケで返されるとは、、、すごい回転かかってる。。こちらも逆回転でカットせねば、、という事で、こちらは丸形缶パッケージ!マニさんと言えば、DISCOさん的には、MANITATSU(マニさんと吉田達也さんの合体ユニット)がロングセラーであったこともあり、磨崖仏リミテッドの問題作(全部問題作だよね。。)をチョイス!RUINSと想い出波止場の融合バンドのファースト。なんと缶の中に、何故か「スルメが一体丸ごと同封」されているんだけど、密封されていても異臭は隠せないんだよね。内容も異臭溢れる危ない曲名や、同時演奏、即興、カヴァーなど、謎のショートチューン25曲+長尺1曲という尋常じゃない流れのウソみたいな内容。磨崖仏リミテッド作品にハマり狂っていた時期にどうしても欲しかった作品でさ、中古で見つけた時の高揚感と開封した時の後悔の念は、表現に困る一品でした。品番は、MGC-04という極初期作品で、今調べたら94年作だそうな。20年前のスルメ。。まだ臭いは健在です。トホホ。。今は再発盤のファーストが2in1で手に入るから、気になる方は「RH」というアルバムを聴いてみて!M-4のCD KillersからのMacrocosmic Microcassetteとかホント格好良い。怪しいし怖いし意味不明なんだけど、笑顔になれる!」
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■森=♪TRACEY THORN/A DISTANT SHORE(LP)
「スルメはスルメでもスルメ盤で返すしかないってことで聴けば聴くほど深みが増していくスルメ盤はトレイシー・ソーンですね。もともとはジャケ買いで名前も読めないままカセットテープに入れて聴き続けた思い出のヴァイナルでもあります。ゾンフォーからもリリースしてるHi,how are you?を聴いたとき真っ先に浮かんできたのはまさしくトレイシーさん。ドカンとあがるわけでもなく淡々と言葉を綴っていく感じはハイハワ原田君のソングライティングと似てる気がします。彼女から感じるのは抜けようにも抜けきれないイギリス特有の延々続く洞窟のような虚無感、そして彼もまた山形の高校時代ひとり図書館でスミスを聴いていたそうです。そんな原田君がやっているHi,how are you?の新作もまたスルメ盤なのでありますが。」
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■中道=♪KUKL/holidays in europe(CD)
「スーパー・フィメール・アーティストで打ち返すべしという事で、ビョークの昔やってたシャーマニック・ニューウェーブバンドをココで出しちゃう!実はお恥ずかしながら、最近知ってビビりまくったんですよ。しかもCRASSレコーズからのリリースというイギリス製の一品で、ビョークの青くも完成された唄声は最高(奇声も最高♪)ですが、何より楽曲が異常に格好良い~!危な過ぎ!呪術的危険臭meets四つ打ちってだけでビビっとくるのに、な~んか言葉に出来ない独特の多国籍要素が絶妙!クラスとビョークのリンクを知らなかった自分に愕然としましたよ。とにかくアートワーク含め、異常な格好良さ。陳腐ですが、ビョークの交友の幅広さについに合点がいくぜ最高だぜ!ファーストは、もっと「恐怖」とのことなので、そちらも早く手に入れたい所。」
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■森=♪Tomo Nakayama/tall trees(TAPE)
「ZOMBIE FOREVERからカセットテープをリリースさせてもらった野村(和孝)くんが来日公演を組みQurageでも共演させてもらったことのあるシアトル在住の大好きなSSW。実はトモ君とは不思議な縁で結ばれているのです…照。なんと、妻の親友(♀)がトモ君と幼馴染みで今も大の仲良し。それを知らずに彼のバンド"Grand Hallway"を必死に追いかけていた私。来日した際には渋谷ネスト公演に足を運び、新譜が出たら注文して購入するファンっぷり。そして想いが通じたのか(((悪友)))野村和孝がTomo君を日本に招聘しQurageも呼んでくれるという奇跡。そしてそのとき妻の親友のことを初めて知ったのです。それは本当に何気ない会話から「今度私の幼馴染みが日本に来てライブするんだけど行かない?」「いいよー行く行く!なんて人?」「Grand HallwayってバンドのTomo君、知らないよね?」「ジーザス………大ファンだよ……。」そんな彼女から借りた1998年の貴重な貴重なカセットテープ。この美声でビョークにスマッシュ!(来日公演楽しみにしております)」
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※随時更新していきます
by mori-koji | 2014-10-21 22:11 | ピンポンDJ

【ピンポンDJ】TZK(from YAMAGATA) vs 森幸司(ZOMBIE FOREVER)

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いつものようにインターFMのバラカンモーニングを聴きながら出勤していたところピーターバラカンさんが面白い話をしていました。鷲巣功さんと一緒に下北沢でDJをしてきました、と。で、その内容というのがこの企画のモデルとなった『ピンポンDJ』というもの。ピーターさんがかけた曲に対して卓球のラリーのように鷲巣さんが曲を返す、という簡単なものだそうです。おそらく、その曲から連想されるものをチョイスしているのだろうと思います。ピーターさんがラジオでボソッと「鷲巣さんがとんでもない曲ばかりかけてきて困った」とぼやいており「これは面白い、やってみたい」と思ったのがきっかけです。どういう意図で原型ができたかは不明ですがゾンフォーなりの解釈で勝手にやってみたいと思います。これをシリーズ化して実際やりとりした曲達を形にしてゾンフォーレディオでプレゼントしたいと思っています。毎回ゲストを呼んでその人のルーツを探ったり、知らないアーティスト/曲を知るきっかけにでもなればと思います。日々の活力、そしてDIGの参考に。随時更新していきます。ロゴデザインは秋田出身山形在住の『かまたえり』さんです。

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さて、始まりました、始めてみます『ピンポンDJ』。最初のゲストは山形が誇るゲスの極み(not乙女)『TZK』こと手塚パイセンです。Qurageの『ラブレター』『東京ソニックユース』のPVを担当して下さるなど、顔に似合わず映像知識には長けておりゾンフォーの裏番的存在。そんな彼のルーツを嫌々ながら探ってみたいと思います。

■森
「ではTZKの"か"の付くアーティストから始めましょう、よろしくお願いします。」
■TZK=♪川本真琴/桜(single CD)
「川本真琴、かわいいよね(重要) 高校の頃、初恋の人が川本真琴に似てたんだよな~。あらためて聞くと、ほんとメロが秀逸。そして、かわいい(これがマジで重要)」
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■森=♪山嵐/wide vision(7inch)
「桜と言えば春、春と言えば旅立ちの季節。開けた世界へ羽ばたきましょうってことで山嵐のwide visionにします。高校のときめちゃくちゃ聴きましたよ、山嵐。なんと言っても生楽器ですからね彼ら。The Rootsか山嵐かって感じで。ちなみにコレ、山形のミュージック昭和で100円でした。」
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■TZK=♪NAS/world is yours(CD)
「山嵐とかラップが入ってるミクスチャー聞くと、本物のヒップホップが聴きたくなるので。ちなみに、NASのアルバムはTSUTAYAの中古コーナーで500円でした。歌詞カードが最初から真っ二つになっていたのが、少しだけ悲しかったです。」
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■森=♪THA BLUE HEAB/PRAYERS(DVD)
「yoursといえば"あなたがた"。少し高めのステージ上からお客さんへ敬意を込めて、一度のLIVEでその言葉を何度も使っているのがTHA BLUE HERB。震災から二年後のCAN'T STOP TALKING TOURをおさめたDVDに収録されている『PRAYERS』は胸打つ一曲。"そっから見据える未来は がっつり光り輝いてんじゃねえの"」
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■TZK=♪長谷川健一/夜明け前(CD)
「prayers=祈りってことで、ハセケンさんの歌にはいつも神々しさをどこか感じていて、神様というフレーズが何度も出ることもあって、パッと思いついたのがこの曲です。そして人柄はというと、意外にもラーメン通であり、どこか素朴さも併せ持つ非常に魅力的な歌い手です。」
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■森=♪Feist/Mushaboom(10inch)
「自分だけかもわかりませんがハセケンさんの声と同じ音波を放ってる外人さんと言えばファイスト。ipod nanoの1,2,3,4〜という曲聴いたことありますよね?あの人です。ハセケンさん同様たまらない声してます。」
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■TZK=♪竹村延和/lost treasure_4th version(CD)
「たまらない声ってことで、なーんか癖になるのがこの曲。バリッと加工されてますが、それがたまらんのよね。雨が降っている日にしんみり聴きたい。」
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■森=♪THE RAINCOATS/MOVING(LP)
「雨の日って言ったらレインコーツです。元祖ガールズ・ポストパンク・バンドつって聴いてもテンションあがりきらなくてソファで寛いでしまう偽ライオットとは私のことです。スリッツ然り、そのへんにいる女の子が突然ドカドカやっちゃう感じはいつの時代も100倍増しでグッときちゃいますね。」
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■TZK=♪Z/NEWわけを煮る(LP)
「とりあえず最高。女子がドカドカやってる系ってことで、パッと思いついたのがこの曲。ゲストコーラスで参加しているカヨさんが、凄いハマってるんですよね~。とにかく、最高。ここまでいろいろな音楽の影響を感じさせつつ、オリジナルに消化しているバンドって中々いなかったので、未だに解散が惜しまれるバンドのひとつ。絶塔とのタイトルのごとく、本当に最高。」
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■森=♪ANDY WILLIAMS/ゴッドファーザーの愛のテーマ(7inch)
「絶塔いわば孤高の存在なのは爺さんでしょう。うちの爺さんは僕が小学生のときに亡くなったんですが優しいけど無口で何考えるかさっぱりわからなくて蜂とか手でビンタしたりして追っ払ったりしてて。そういうの見て恐え〜強え〜とか思ってびびってました。大人になってゴッドファーザーのテーマを聴くと爺さんを思い出します。ちなみに映画はまだ観たことないです。」
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■TZK=♪what ever film/ヨウイン(CD)
「知り合いにゴッドファーザーはおりませんが、山形には将軍様がおります。目が合うたびに肩パン、もしくは「はぁ?○○よw」など、暴虐の限りを尽くす門脇将軍が率いる、WEFの1stアルバム。たぶんですけど、サビで「what's a party?」と言ってますけど、巷のパーレー感はもちろん皆無。この曲を聞くたび、私の左肩は痛み出す。そんな一曲。」
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■森=♪ヌンチャク/人情ヴァイオレンス(LP)
「いえいえ将軍様は優しゅうございますよ(TZKさん以外には)。"肩パン"という響きをそのままタイトルにしてしまいそうなバンドと言えばヌンチャクですね。もうヌンチャクのタイトル最高なんすよね。例えば"アジアの重鎮"とか"舌打ち生活"とか"サラダ君"とか天才過ぎます。しかもこのLPがユニオンで300円で売られてるっていう事実…危険過ぎます。身の危険を感じて5秒で救出しました。ちなみに"人情ヴァイオレンス"という曲の中に『なんだ匿名か…』という歌詞があります。今すぐ音楽をやめてしまいたいと本気で思ってしまうほど完璧なバランス感覚なのであります。まじで天才です。」
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連日連夜、TZK氏と熱闘を繰り広げてきたわけですがこれにて終着。このラリーされた12曲の音源は一枚にまとめてどこかのタイミングで数量限定でプレゼントさせていただきます。TZKさん、お忙しいところありがとうございました。またよろしくお願い致します。ピンポンDJ、思いつきでやってみたら色んな可能性に気付きました。ジャケそのものを写真で紹介することでDIGの参考にもなるかもしれませんし、突然ジャンルをひっくり返して幅の広さをアプールすることだって可能です。「意外とコレ持ってるの珍しいと思うんだけど誰かに紹介したい」とか思ったりしますよね。今回は川本真琴に始まりヒップホップ、ハードコア、SSWとジャンルレスな彼のルーツを知るきっかけにもなったような気がします。次の相手は誰でしょう?それでは、また。

ロゴデザイン : かまたえり
by mori-koji | 2014-05-26 22:34 | ピンポンDJ

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