【3WAY】ZOMBIE FOREVER 3WAY TAPE VOL.1『Qurage×あぶらすまし×tatami』特設ページ

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ZOMBIE FOREVER 3WAY TAPE VOL.1『Qurage×あぶらすまし×tatami』
山形×福島×静岡を結んで全国へ」アメリカのインディーズシーンなどではよくブルックリンがアツイだのデトロイトがマブイだのっていう噂話が尽きないわけで、実はここ日本でも全く同じ現象があることをご存知だろうか。山形にはこのTAPEを出しているゾンフォーがあって”Qurage”が全国の猛者達を呼んで東北小旅行をしていたり、福島のいわきには”あぶらすまし”がいてソニックを拠点に全国のバンドマンから福島の至宝と呼ばれていたり、静岡には“tatami”がいて抜群の唄心で細分化されたジャンルを結果どうでもよくしてしまえる力を持っていたり、こんなに狭い日本でも足を運んで探し回れば良質な音楽はドンドン掘り起こすことができる。この3WAYはそのほんの一部に過ぎないわけだが、自分たちのローカルを愛し、生活をしながら好きな音楽をやっていくことを選んだ奇特な3バンドをこの3WAYを通して紹介したい。

CREDIT
RELEASE : 2014.09.27(世界観光記念日)
ARTIST : Qurageあぶらすましtatami|Qurage×あぶらすまし×tatami
TITLE : ZOMBIE FOREVER 3WAY TAPE VOL.1
FORMAT : CASSETTE+CD
CATALOG : zombie-20
REC : Qurage at SOUND STUDIO NOAH自由が丘|あぶらすまし at club SONIC iwaki|tatami at STUDIO mg's
MIX : Qurage_森幸司|あぶらすまし_宮本有倫|tatami_hisateru wada|Qurage×あぶらすまし×tatami_森幸司
MASTERING : 宮本有倫(あぶらすまし)
ART WORKS : ながいのお花屋さん
LOGO DESIGN : 森幸司(ZOMBIE FOREVER)
PRODUCE : 森幸司(ZOMBIE FOREVER)
FACTORY MANAGER : 鈴木聖和(ZOMBIE FOREVER)
PRICE : ¥1,000(tax out)
LABEL : ZOMBIE FOREVER
IMFORMATION : http://qqqqqurage.exblog.jp/22310782/
INTERVIEW : 長井龍太郎(ながいのお花屋さん)×森幸司(ZF)『"3WAY TAPE VOL.1"のアートワーク秘話』


SHOP(取扱店舗)
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studio tissue★box(郡山)
CORNERSHOP(静岡/web)
なんだ屋(山形)
DIG DIG(岡山/web)
TOONICE(香川)  

SAMPLE
▼TRACK LIST :
■SIDE A
1. あぶらすまし/君を離さない(作詞/作曲:三ケ田圭三)
2. tatami/ほっほ(作詞/作曲:tatami)
3. Qurage/ラストダンシングナイト(作詞/作曲:森幸司)

■SIDE B
4. Qurage×あぶらすまし×tatami/ぼくらの生活(作詞/作曲:森幸司)

■PHOTO
あぶらすまし(L) tatami(C) Qurage(R)
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3WAY VOL.1(Qurage×あぶらすまし×tatami)をリリースするまでの流れ
ZOMBIE FOREVER 3WAY TAPE VOL.1にはZOMBIE FOREVERの主宰者の森幸司がギターボーカルを務める『Qurage(クラゲ)』福島いわきを拠点に活動をしている『あぶらすまし』静岡を拠点に活動をしている『tatami(タタミ)』の3バンドの楽曲、そしてこの3バンドのコラボレーション曲が最後の4曲目に収録されています。2007年、レーベル発足後にそれぞれの活動拠点での共演をきっかけに知り合い、意気投合。あぶらすましがQurageをいわきへ、Qurageはあぶらすましを山形へ、tatamiがQurageを静岡へ、Qurageはtatamiを東京へ。お互いを地元や活動拠点に呼び合うことで親交を深めてきました。そんなローカル愛【山形×福島×静岡】を尊重するような、3組をひとつにまとめた音源を作りたいと提案したのが2012年。約2年間の構想期間を経てようやく完成した今作は、近年ZOMBIE FOREVERが力を入れている『カセットテープ(+CD)』でのリリースとなります。

『カセットテープ+CD』でのリリース
2013年から今現在までに週刊SPA!やMEN'S NON-NOからの雑誌取材、NHKへのTV出演、J-WAVE、ニッポン放送、bayfm、ローカル局へのラジオ出演。ZOMBIE FOREVERのカセットテープでのリリースは各メディアに大きく取り上げられるようになりました。音楽配信が主流になった昨今、カセットテープが生き残っているのにはちゃんとしたワケがあります。簡単にまとめるとアーティストの曲作りからレコーディング、曲名曲順、アートワーク、プレス、パッケージング、すべての工程を余すことなく封じ込めることができるのがカセットテープなのです。まだまだカセットデッキやウォークマンが再普及していないのが現状なのでカセットテープにCD(プレス盤)が付けさせていただきます。今は聴けなくても、いつかカセットテープそのものを聴いてもらえたらと切に願っております。

▼REVIEW
□あぶらすまし/君を離さない(作詞/作曲:三ケ田圭三)
再生を押した瞬間びっくりした。これまでのフォークロックの路線からDinosaur Jr.のようなオルタナティブロックになったかと思いきやシンセサイザーを大胆に取り入れたフュージョンロックになっているではないか。そこに三ケ田さん特有の1970年代("友部正人"リスペクト)フォークを彷彿させる歌詞が気持ちよく響いてくる。そんな楽曲から伝わってくるのは見えるはずのないメンバーの素朴な笑顔だったりもする。いわきという地に根を張って活動する"あぶらすまし"は決して派手なバンドではない。どちらかというと全員が地味でちゃんと就職して生活してるんだろうなとわかってしまうほど誠実。しかしステージで音を鳴らした瞬間、水を得た魚のように全員が輝きだす。とても楽しげで見ているこっちまでもがいつのまにか笑顔にさせられてしまう。

結成当初は水族館でバイトをしながら水槽の前で練習をしていたことがあるそうだ。それから約10年、いわきで活動を続けていくことは決して楽しいことばかりではなかったはず。2011年を経て、僕らは"あぶらすまし"から沢山のことを学んだ。この3WAYにも通じる、その土地で生活をすること、その土地で音楽を鳴らすこと、そしてどんな状況下でもバンドを続けていく意味。あぶらすましを山形に呼ばせてもらったとき、LIVE中に三ケ田さんが僕に向かって「君を離さない」と指さした。そのときはまだその歌詞の意味を理解していなかったが、なぜか鳥肌が止まらなかった。カセットテープにその歌詞を載せているので読んでみてほしい。

あぶらすましは今もメンバーが増え続けている。LIVE中にも関わらず三ケ田さんの足にびったりとへばりつく娘のヒヨリちゃんや完コピして唄う息子のコウスケくん、キーボード(夫)とコーラス(妻)を唄う村上夫妻よりも完全に目立ってしまっている息子のフクタロウくんだ。彼らのメンバー編成は人生そのもの、親父の背中そのもので、子供の前でも弱いところを平気で見せるしMCでも弱音を吐いてしまう。その全てをさらけ出せる弱さこそが最大の強さであって、それがみんなの支えになっているのかもしれない。だから声を大にして言いたくなる。いわきには"あぶらすまし"がいる。僕らには"あぶらすまし"がいるって。(text by 森幸司|ZOMBIE FOREVER)


□tatami/ほっほ(作詞/作曲:tatami)
静岡を拠点にひっそりとしながらも抜群の存在感を放っているのが『tatami』という5人組バンド。tatamiの存在を多くの人が知るきっかけとなった名曲「雨の日」をZOMBIE BOOK 2010(SOLD OUT)に収録させてもらったことで「静岡にtatamiあり」を証明することができた。僕がtatamiの虜になった理由のひとつにボーカルとキーボードを担当する井上晃さんの声がある。心地よいミドルトーンで透き通っていながらもパンク/ハードコアをバックボーンに持つ非常に奇特な声帯。絵描き(イラストレーター)としても知られ数多くのジャケット(GOOFY'S HOLIDAYなど)やフライヤー、壁画へのペイントなども手掛ける。バンドメンバー全員の音楽性も幅広く、特にギターの塩君とはHIP HOP談義(確かERAとS.L.A.C.K.の話とか)をしたこともあり、なによりパキパキのハードコア先生だったりするのが面白い。メンバーの「実は…」という裏話を知るたびに曲の聴き方が変わっていくし、小難しいテクをあえて排除できるセンスには脱帽の一言。

tatamiもまた、子供がいるメンバーもいて、普通に生活しているバンドのひとつだ。だから静岡でゾンフォー祭を企画してくれたときは本当に頭がおかしいと思った。ZOMBIE FOREVER自体、有名でなければ他の土地で名前だけでお客さんを呼べたりはしない。それでも突拍子もない無理をしてくれる男気、好きにならないわけがない。最高に楽しかったし、地元静岡で見るtatamiは本当にかっこよかった。地方にいるからというネガティブな発想よりも、自分たちの生活を守りながらどれだけ楽しいことをやっていけるか、それを実践しているバンドがtatamiなんじゃないか。

3WAYの為に用意してくれた「ほっほ」はこれまでのスローテンポなtatamiからは想像できない展開を見せる。まず速い、そして短い、やたらポップ、もしかしたらシンガロングできそう。これだからバンドってのは楽しい。いいバンドほどファン/リスナーの期待を軽く裏切ってくれる。また行っちゃうよね、静岡。(text by 森幸司|ZOMBIE FOREVER)


□Qurage/ラストダンシングナイト(作詞/作曲:森幸司)
Qurageくんの音楽には底力がある。今の日本で自分の音楽を聴いてもらいたい、と思ったらまず曲が良くなくてはしかたがない。そして自分らしく届けなくてはならない。Qurageの楽曲はシンプルだけど思いっきり毒をもっていた。まさにクラゲ。しかも彼は作曲、演奏、制作、お届け、全てにおいて自分でやる。最初からずっと腹をくくって自分を裏切ることなくやり続けている。

そんな人が作る音楽に僕は惹かれた。いろんな魅力がある世界でQurageの楽曲は今も僕の中でしっかり一つの世界を作ってくれている。しかも彼は好きな音楽に対して自分の音楽と同等に愛をそそいで広める努力を怠らない。最初からQurageの世界は広大だった。その中で切磋琢磨が生まれていて、少なからず僕はQurageをがっかりさせるような自分ではいたくないし、Qurageくんもみんなにがっかりされない音楽を生み出すのに必死だとおもう。

本当はそれが当たり前で、世の中が間違っているんだと思う。変な憧れを利用した商品を売るための装飾は、本当に音楽を必要な人達には全く必要ない。もう商売にはなりえない音楽は彼のように本当に好きな人の手に戻りつつあるような気がする。

デジタルで聞く音楽は音量さえあればよかった。そんな時代はもう終わりになればよかった。
カセットテープを使う事で音量がどうとか、こもっていてはだめとか、そんな面倒を毒で抹殺した彼は楽曲の良さで勝負する。日々の日記から作られる歌詞は抽象的だけど芯は現実。入り込ませておいてたたきつけるやり方は、優しくて面倒なQurageらしい攻撃だと思う。

今回の新曲もやっぱり厳しい。まずギターの弾き方が厳しい。曲名も寂しい。でも「一人じゃいれない」とか「誰かに頼られたい」という。そして「君は明日いなくなる」と歌うのは、普通の事だ。全部現実に起こる事。現実をしっかり塗りこんだ、でも夢の中のような曲は本当に寂しい人に必要になる。ちゃらいキラキラした世界は明日死んでしまうかも、という人には絶対に必要ない。しかも彼はそれを自分の足と手で届けにいく。全部が本当の事だ。ただ音楽が好き、というだけではできない。Qurageは音楽に狂っていて、僕はいつもそんな人を探している。出会えた事に感謝です。(text by 三ケ田圭三|あぶらすまし)


□Qurage×あぶらすまし×tatami/ぼくらの生活(作詞/作曲:森幸司)
「うまくいかないぼくらの生活 だけど楽しみ運ぶよ円盤 テープの穴 幸せの2リング ローリングストーン 転がるよ人生」この3WAYのリリースが決まったとき、3バンド全員が唄える曲を最後に入れたいと思った。縁あって一緒にLIVEして地元に呼び合ってカセットテープまで作れる仲になったのだから、いつもと違う曲を書いて思い出作りをしようと思った。だけどそんな曲書ける筈もなく、結局はいつも通り「なんで毎日こんなにうまくいかないんだろ」なんて自分のことばっか書いちゃって。これじゃQurageと一緒だぜ、わかってるぜ。だけど、よくよく考えてみたらうまくいかない!って思ってるのって自分だけじゃないはずで、あぶらすましとtatamiもそう思って生活してたりするのかもしれない、そんな感じで最初にできたフレーズが冒頭のサビだった。

「俺って厚かましいな~」とびくびくしながらもみんなに歌詞を見てもらったところ、どうやら間違ってはいないようだ。「ほんと毎日うまくいかないよね。だけど音楽は本当に楽しいよね~」この何気ない一言に3WAYの意味が凝縮されているように思う。僕らが大声で唄いたい歌が共通してあるのだとすれば、それはハッピーエンドで終わるような曲じゃない。まじうまくいかねー!ってもがいてる歌なのかもしれない。僕らは現在進行形で、死んだら終わりっていうのが人間の悲しい性。やっぱそこで生きてるから楽しいって思えるんだし。毎日ね、うまくいかないっすよ、ほんと。(text by 森幸司|ZOMBIE FOREVER)

by mori-koji | 2014-09-26 23:10 | 3WAY関連