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【hokousya】ゾンフォー森(Qurage)がhokousyaの本質に迫る

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前回の『ゾンフォー森(Qurage)がhokousyaを語る』に続き、今回は『ゾンフォー森(Qurage)がhokosuyaの本質に迫る』編です。hokousyaを知らない人、まっさらな状態という条件の上でアルバムを聴いた感想です。

hokousyaってのは人間の歩行者なのか?って思って聴くのと、Qurageってのは海のクラゲなのかって思って聴くのは同じで、日本語っていう響きだけで日本のサウンドを想像させてしまう先入観が先にある。

まず、アルバムはすべて歌なしのインスト。ギター、バックトラック、アンビエントで構成されている。基本トラックがなったあとにアコースティックギター or エレキギターの基本メロを反復して乗せていく演奏。そしてアンビエントが曲の雰囲気を持っていく感じ。

とてもシンプルで本を読みながらでも聴けるというのも大事な要素。まーだけど彼を知らなくても笑ってしまうのは、雨の音(でしょ?)がなぜか便所の音に聴こえるってのと、ナイスなメロディーの裏にも遊び心を忘れてないってとこ。ラジオから抜き取ったサンプリングや時代の背景を風刺する言葉などが無意識調に埋め込めれている。チャンプロード系の声も入っている。

アルバムは少し長過ぎるってくらいのボリュームがある。車で聴いてるとウトウトしてしまうことも度々ある。だけどそれは退屈なんじゃなくて何か落ち着ける薬でも飲まされたような感じ。プラスプラスじゃないし、ポジティブポジティブじゃない、負のオーラが溢れているからこその安心感がそこにある。少し、自分が駄目なことをしてるんじゃないかって思うときのアレと似ている。

似ている音楽で説明するのは難しい。エレクトロニカ、音響、実験音楽、ノイズにも近しいけども....。竹村延和さんが主宰するChildisc系をエレクトリックにした感じに近いのかなー。初めて聴いたとき、ちょうど竹村延和さんのScience Fictionを聴いていたからかリンクしたのを覚えている(↓)



でも鈴木にそれを聞くと「そーゆーのいらない」って言うのよあいつ。まじむかつくぜ。それはいいとしてhokousyaをエレクトロニカと断言できないのは、彼が自分の手で少しリズムがズレることのあるギターを弾いているという点で、ひとりだけどバンドっぽくもあるし生っぽいってのが強く残るからかもしれない。

聴いた人によって捉え方は違うので、色んな意見があってほしいですね。で、気になった人は鈴木にコンタクトとってみてください。よろしくお願いします。
◎hokousyaの購入方法

最後、僕がhokousyaを生で見て一番かっこいいと思ったときのライブ映像です。
石田直樹さんが主宰していた京都の『ねこやなぎ』でのギグ。
このライブを見たあと「もうhokousya見ねくていーは」って思いました。
まあ、また見ましたけどね。



また書きたくなったら書こうと思います。
ではでは〜。
by mori-koji | 2012-04-04 09:14 | hokousya関連

ゾンフォー最前線


by mori-koji